知らないうちにおかしていた過ち1【素敵な彼】   no comments

Posted at 5:41 pm in 日々の事

彼と付き合って半年、私は彼に夢中でした。
なぜこんな私を愛していると言ってくれるのか、まだ信じられません。
私は28才、ごくごく普通のOLです。
彼は一流建築会社の営業マンで3才年上。
友人から招かれた新築祝いのパーティで、彼に出会いました。
全てにおいてスマートな身のこなしの彼に、私は釘付けになりました。
「あの方、だれ?」ホストファミリーの友人に訊ねましたが、直接の知り合いではなかったようです。
そんな私の視線に気がついたのでしょう。
彼は私に、爽やかな笑顔で話しかけてきました。
それが彼との出会いです。
それから何度か誘われるままにデートを重ね、お互いの気持を確かめ合って今に至ります。

愛しすぎるということは、こういうことなのでしょうか。
はじめは納得していたことが、だんだんと不自然に思えてくる。
夜の電話に彼は出ませんし、家に連れていってくれることもありません。
メールも止められていました。
「自分の時間を大切にしたいんだ。君と居るときは君だけを見てる分、自分の時間も持ちたい。男ってそんなもんだよ。」
そう言われると「だからこの人は素敵で居られるんだ」などと、もっと好きになれていたのに。
それでも一緒に過ごす夜は作ってくれていますから、優しくされると彼のいうこと全てが本当にことに思えてきます。
しかし一人で過ごす寂しい夜に「なんで電話もメールも出来ないの?」と悲しくなり涙が出ます。
友人に話すと「それはおかしい。浮気じゃない?二股とか。。」などと言われ「違うわよ。誰からも踏み込まれない時間を持たないとカッコよく居られないじゃない!」と私は庇う方に回ってしまうのです。
ココロの中じゃ不安がいっぱいなのに。
その不安はドンドンと広がっていきました。

そんな気持ちを抱えたままのデート。
でも彼に、その気持をぶつける事はできません。
それで嫌われてしまったらどうしよう。。。そんな思いが頭を過ぎってしまいます。
バーのカウンターでは、いつも彼の右側に座る私が、今日は左に座りました。
いつものように楽しい時間を過ごしていたのですが、カクテルのグラスを握る彼の左手の薬指に、うっすらと指輪の型のようなくぼみを見つけました。
え?こんなモノあったっけ?
よく見ていなかったのでしょうか?たまたま今日何かがあって型がついているのでしょうか。。。
心臓がドキドキと音を立てます。
たまらず「どうしたの?これ。。。」と訊きました。
私には、精一杯の勇気を振り絞った質問でした。

Written by admin on 3月 2nd, 2014